2019年7月28日、東京コンベンションホール(東京都中央区)において、「Wiley Research Seminar Japan 2019:パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版」が開催されます。
「パートナーシップとイノベーション」を中心テーマに、それらが研究と出版にもたらす新しい展開について、各界の有識者による講演が行われます。また、講演の一部は英語で行われます(同時通訳あり)。
参加費無料(事前申込み要、定員あり)です。なお、午後のプログラムの一部が「学会誌出版・企業」と「大学 研究推進」の2つの分科会に分かれており、申込み時に参加を希望する分科会の選択が必要とあります。
当日の主なプログラム(予定)は次のとおりです。
【第1部: テクノロジー、イノベーションと出版の未来】
・基調講演: AIと人間
中島秀之氏(札幌市立大学・学長)
・人工知能とコラボレーションを通じた学術コミュニケーションの変革
高野泰朋氏(Paper Digest共同創業者/ 東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員)
宮入暢子氏(学術コミュニケーションコンサルタント)
【第2部: 出版におけるパートナーシップ — ともに作る未来】
・オープンサイエンス:ファンディング機関から見た政策動向
小賀坂康志氏(国立研究開発法人 科学技術振興機構 情報基盤事業部長)
・Meeting the Needs of our Research ecosystem to drive better science globally
Shari Hofer, Senior Vice President, Marketing, Research, Wiley
・購読モデルから OA 出版モデルへの転換:JUSTICE の取り組み
市古みどり氏(慶應義塾大学三田メディアセンター 事務長)
・Strategic Regional Partnerships: Growing MJA as an international journal
Nick Talley, Pro Vice-Chancellor, Global Research at the University of Newcastle, Australia / Editor-in-Chief of the Medical Journal of Australia
【第3部: 分科会】
〇分科会A(学会誌出版・企業): ジャーナル・ディベロップメントに成功するために
・Partnering on a Winning Marketing Strategy
Julia Ballard, Senior Manager, Partner Marketing, APAC, Wiley
・持続可能なジャーナル展開:日本の生態学雑誌の共同出版
久米篤氏(日本生態学会出版担当理事/ 九州大学教授)
・Journal of Diabetes Investigation -オープン・アクセスへの軌跡とその後の発展-
堀田饒氏(Journal of Diabetes Investigation 編集委員長、独立行政法人労働者健康安全機構中部ろうさい病院 名誉院長)
〇分科会B(大学 研究推進): 大学と出版 — 諸課題に対処するために
・日本の科学研究の失速を食い止めるには?
豊田長康氏(鈴鹿医療科学大学長)
・ハゲタカジャーナルのリスクと大学の対応策
栗山正光氏(首都大学東京 人文科学研究科教授)
・アカデミックライティングセンターによる論文執筆出版の個別支援
舘野佐保氏(青山学院大学アカデミックライティングセンター助手)
【第4部: 新しい未来の構築 — パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版】
・パネルディスカッション — パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版
進行: 土屋俊氏(独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構 研究開発部 教授)
Wiley Research Seminar Japan 2019:パートナーシップ、イノベーションとこれからの研究・出版(Wiley Impact Forum)
https://impactforum.wileyresearch.com/event/japan2019/
https://impactforum.wileyresearch.com/wp-content/uploads/2019/05/FV_ResSemJapan2019-flyer.pdf
※2つ目のリンクはチラシです。[PDF:2ページ]
参考:
CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔
カレントアウェアネス No.321 2014年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1829
E1189 – 大学図書館コンソーシアム連合JUSTICEの誕生:現状とその将来
カレントアウェアネス-E No.196 2011.07.07
http://current.ndl.go.jp/e1189
E1926 – JSTオープンサイエンス方針の策定について
カレントアウェアネス-E No.327 2017.06.22
http://current.ndl.go.jp/e1926
AIを利用して論文の要約を自動生成するサービス“Paper Digest”がDigital Science社の“Catalyst Grant Award”を受賞
Posted 2018年10月16日
http://current.ndl.go.jp/node/36840
JUSTICEのOA2020ロードマップが公開される
Posted 2019年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/37893