2019年2月5日、文化庁が、「文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会報告書」を公表しました。
1月25日に開催された第8回法制・基本問題小委員会において報告書(案)について審議し、修正等を経て、主査の責任において小委員会としての報告書としてとりまとめられたものです。
報告書は、法改正の方向性が定まった下記の事項等に関して、とりまとめを行ったものです。
(1)リーチサイト等を通じた侵害コンテンツへの誘導行為への対応
(2)ダウンロード違法化の対象範囲の見直し
(3)アクセスコントロール等に関する保護の強化
(4)著作権等侵害訴訟における証拠収集手続の強化
(5)著作物等の利用許諾に係る権利の対抗制度の導入
(6)行政手続に係る権利制限規定の見直し(地理的表示法・種苗法関係)
今後は2月13日に開催される文化審議会著作権分科会において、分科会としての報告書(案)について審議する予定です。
文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会報告書の公表について(文化庁,2019/2/5)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1413423.html
文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会報告書(2019年2月)[PDF:4.4MB]
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2019/02/05/a1413423_02.pdf
参考:
文化庁、「文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会中間まとめ」へのパブリックコメントを募集中
Posted 2018年12月11日
http://current.ndl.go.jp/node/37198