【イベント】京大河合文庫目録刊行記念シンポジウム「韓国古文献の世界」(2/21・京都):平成30年度京都大学図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」も開催

2019年2月21日、京都大学附属図書館(京都市左京区)において、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院の主催によるシンポジウム「韓国古文献の世界」が開催されます。

京都大学人文科学研究所、京都大学附属図書館及び高麗大学校民族文化研究院は、2015年2月に協定書を締結し、京都大学附属図書館が所蔵する韓国古文献の調査や電子化等の分野で共同事業を実施しており、その成果として、文学博士・河合弘民氏が収集した朝鮮文書類等のコレクション「河合文庫」の電子化公開が行われています。

今回のシンポジウムは、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院から、日本語、韓国語で河合文庫の目録が刊行されることを記念して行われるものです。

参加無料、定員80名であり、事前の申込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。

「河合文庫概観」
藤本幸夫氏(富山大学名誉教授)

「筆記雜録의特徴과意義(河合文庫所蔵筆記雑録の特徴と意義)
鄭雨峰(高麗大学教授)

「朝鮮燕行録の世界-河合文庫所蔵、趙顕命『帰鹿集(瀋行日記)』に見える中国観察」
夫馬進(京都大学名誉教授)

「金石集帖의特徴과意義(「金石集帖」の特徴と意義)」
沈慶昊(高麗大学教授)

「河合文庫所蔵『遺稿』の著者、鄭元淳について」
金文京(鶴見大学教授・京都大学名誉教授)

「朝鮮後期서울名門家의家計經營-河合文庫所藏安東金氏金壽增娚妹分財記-(朝鮮後期ソウル名門家の家計経営-河合文庫所蔵安東金氏金壽增娚妹分財記)」
安承俊(韓国学中央研究院古文書研究室長)

「文集의特徵과意義(河合文庫所蔵文集の特徴と意義)」
朴英敏(高麗大学研究教授)

「河合文庫所蔵朝鮮時代家屋売買文書から見たソウルの民家」
金文京(鶴見大学教授・京都大学名誉教授)

また、シンポジウムの開催とあわせ、2019年2月19日から3月3日までの期間、京都大学百周年時計台記念館(京都市左京区)において平成30年度京都大学図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」が開催されます。

【図書館機構】平成30年度図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」(2/19-3/3)・「韓国古文献の世界-京大河合文庫目録刊行記念シンポジウム-」(2/21)(京都大学附属図書館)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1380090

関連:
河合文庫(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/kawai

参考:
「河合文庫」等1,851タイトルの資料が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新規公開
Posted 2018年2月8日
http://current.ndl.go.jp/node/35460

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、「維新特別資料文庫」の屏風張交477タイトル及び「河合文庫」461タイトルを公開:公開画像件数が100万件を突破
Posted 2018年12月12日
http://current.ndl.go.jp/node/37208

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ搭載の244点の資料に翻刻テキストを追加
Posted 2018年7月27日
http://current.ndl.go.jp/node/36400