米国図書館協会(ALA)、プログラミング教育における参加者・多様性の拡大に関する優良事例実施機関を発表

2019年1月20日、米国図書館協会(ALA)の“Libraries Ready to Code”事業が、2018年12月の「コンピュータサイエンス教育週間」期間中に実施されたプログラムから、優良事例(Promising Practice)10機関を発表しました。

選ばれた機関は以下の通りです。

アラパタ分館(フロリダ州)、ブライスウッド高校学校図書館(サウスカロライナ州)、イーノスバーグ小学校図書館メディアセンター(バーモント州)、メアリーベール高校(アリゾナ州)、マクガフェイ学校区(ペンシルベニア州)・ミルウォーキー公共図書館(ウィスコンシン州)、ロビアス小学校(バージニア州)、トーマス・ジェファーソン図書館(バージニア州)、ベロン・ベローナ・シェリル中学校図書館(ニューヨーク州)、ウッドワース図書館(ジョージア州)。

ALAが少額助成を行なった学校図書館・公共図書館が、“Libraries Ready to Code”が設定したテーマ(参加者の拡大、若者の関心の組込、コミュニティや家族の関与、成果を通じた効果の提示)の1つもしくは複数に関連して開発したプログラムから選ばれたものです。

ALAの冬季大会における“Libraries Ready to Code”のセッションの1つでは、コンピューター的思考に関するリテラシーを支援する若者向けプログラムへの参加者拡大により、その不平等性を解消することをテーマにするとしています。

ALA’s Libraries Ready to Code awards 10 “Promising Practice” libraries for broadening participation and diversity in CS Ed programs(ALA,2018/1/20)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/01/ala-s-libraries-ready-code-awards-10-promising-practice-libraries-broadening

参考:
米国図書館協会(ALA)、コンピュータサイエンス教育週間中にプログラミング教育活動を実施する学校図書館・公共図書館250館への少額助成を実施
Posted 2018年11月30日
http://current.ndl.go.jp/node/37129

E1910 – プログラミング教育と図書館:ALAによる調査と提言
カレントアウェアネス-E No.324 2017.04.27
http://current.ndl.go.jp/e1910

図書館流通センター(TRC)、日販コンピュータテクノロジイ(NCT)との連携により図書館でのプログラミングワークショップの実証実験を開始
Posted 2019年1月18日
http://current.ndl.go.jp/node/37400