2019年1月11日、仙台市の東北大学災害科学国際研究所において、国立国会図書館と東北大学災害科学国際研究所とが共催し、「平成30年度東日本大震災アーカイブシンポジウム-震災の記録を伝える~自然災害と防災教育-」を開催します。
第1部では、大阪府北部の地震、北海道胆振東部地震の被災状況や震災記録の収集等を紹介します。第2部では、震災アーカイブと防災学習に焦点を当て、国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(愛称: ひなぎく)を含め、利用する側と提供する側のそれぞれの立場からの事例報告を行います。第3部では、震災の記録を伝えること、防災学習等に活用することの重要性と課題について議論します。
参加は無料ですが、定員は200人(先着順)で事前の申し込みが必要です。
内容は以下の通りです。
【第1部】緊急報告「大阪府北部の地震、北海道胆振東部地震の状況と震災アーカイブ~アーカイブの初動対応とは」
「災害記録の発展的継承を考える―国立民族学博物館(みんぱく)の活動を通じて―」
林勲男氏(国立民族学博物館学術資源研究開発センター教授)
「近年の自然災害からわかる自然災害アーカイブの重要性~北海道胆振東部地震の調査からわかったこと~」
柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
【第2部】震災の記録と防災学習
「多賀城高校が取り組む防災・減災学習」
佐々木 克敬氏(宮城県多賀城高等学校校長)
「いわて震災津波アーカイブと防災学習」
多賀聡氏(岩手県復興局復興推進課推進協働担当課長)
「使ってみよう!国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)」
伊東敦子(国立国会図書館電子情報部主任司書)
【第3部】パネルディスカッション「震災の記録を伝える~自然災害と防災教育」
進行: 柴山明寛氏(東北大学災害科学国際研究所准教授)
パネリスト: 報告者全員
「平成30年度東日本大震災アーカイブシンポジウム-震災の記録を伝える~自然災害と防災教育-」を2019年1月11日(金)に東北大学で開催します(付・プレスリリース)(NDL,2018/11/14)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2018/181114_01.html
平成30年度東日本大震災アーカイブシンポジウム-震災の記録を伝える~自然災害と防災教育-【平成31年1月11日(金)開催】(ひなぎく)
http://kn.ndl.go.jp/static/2018/11/141
参考:
【イベント】平成29年度東日本大震災アーカイブシンポジウム-被災県が実施する震災アーカイブの意義-(1/11・仙台)
Posted 2017年11月1日
http://current.ndl.go.jp/node/34929
「いわて震災津波アーカイブ 希望」が公開
Posted 2017年3月30日
http://current.ndl.go.jp/node/33741
国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)、「ひなぎくを使ってみよう!」のページを公開
Posted 2018年10月15日
http://current.ndl.go.jp/node/36829
E2048 – 大阪府北部を震源とする地震による図書館等への影響
カレントアウェアネス-E No.352 2018.08.09
http://current.ndl.go.jp/e2048
E2071 – 平成30年北海道胆振東部地震による図書館等への影響
カレントアウェアネス-E No.357 2018.11.08
http://current.ndl.go.jp/e2071