2018年11月1日に米国図書館協会(ALA)が、11月6日には北米研究図書館協会(ARL)が、米・保健福祉省及び司法省により、性別の定義を狭める変更の検討が開始されたことを受け、声明を発表しました。
ALAは、同措置は、ALAの基本的な価値・原則と相違していると指摘してその措置に反対を表明し、LGBTQの市民権の保護を支持するとしています。
ARLは、同措置は、社会に誤った危険なメッセージ送ることになるとし、ARLは、職場・蔵書・サービスにおける多様性・包摂性を支持し、教育とアドヴォカシーを通じて、抑圧を減らし、包摂的で平等な社会を推進していくと述べています。
ALA, GLBTRT continue to voice support of LGBTQ civil liberties(ALA,2018/11/1)
http://www.ala.org/news/press-releases/2018/11/ala-glbtrt-continue-voice-support-lgbtq-civil-liberties
ARL Affirms Support of Civil Rights Protections for Transgender People(ARL,2018/11/6)
https://www.arl.org/news/arl-news/4674-arl-affirms-support-of-civil-rights-protections-for-transgender-people#.W-UOL49-riw
参考:
米国図書館協会児童図書館サービス部会、「反LGBT法」の成立を受け、米・ノースカロライナ州シャーロットで開催予定であった大会を中止
Posted 2016年4月19日
米・ノースカロライナ州やミシシッピ州で「反LGBT法」が成立したことを受け、米国国内の各種図書館団体がそれを非難する声明を発表
Posted 2016年4月13日
http://current.ndl.go.jp/node/31327
米国図書館協会及びGLBTラウンドテーブル、トランスジェンダーを米軍から除外する政策に対して声明を発表
Posted 2017年9月6日
http://current.ndl.go.jp/node/34627