武蔵野美術大学美術館・図書館、展覧会「和語表記による和様刊本の源流」を開催:良質な複製図版の作成や類似字形検出システムの開発等も紹介

武蔵野美術大学美術館・図書館が、武蔵野美術大学美術館において、2018年11月1日から12月18日にかけて、展覧会「和語表記による和様刊本の源流」を開催します。

同大学の研究プロジェクト「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」の研究成果を紹介するもので、日本の近世における木版印刷による刊本を、造形的視点から再見することにより、「和様刊本」を日本の造本デザイン史に位置づけることを目的としています。

また、漢字・平仮名・片仮名などの字形をはじめ、料紙・印刷・製本等、造本における造形要素の考察を通して、和語表記による「和様刊本」の多様な造本美の世界を紹介するとしています。

展示の「見どころ」として、実物の書物と複製図版との間の落差という課題を解決するために実施した展覧会図録の研究開発に関わっての、同展の図録制作にまつわる様々な資料の公開や、古典籍の撮影から印刷・製本に到る一連のプロセスの解説、高速類似画像検索システム「enra enra」を応用した類似字形が検出できる独自システムの開発などがあげられています。

和語表記による和様刊本の源流(武蔵野美術大学美術館・図書館)
https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/12166/

参考:
【イベント】公開研究会「古典籍画像に対する文字認識と内容解析への取り組み」(10/9・東京)
Posted 2018年10月3日
http://current.ndl.go.jp/node/36759

東京大学史料編纂所、電子くずし字字典データベースに文字推定検索機能を追加
Posted 2018年4月9日
http://current.ndl.go.jp/node/35809

早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究拠点、くずし字判読支援研究の成果を公開
Posted 2017年4月27日
http://current.ndl.go.jp/node/33919

画像を解析して類似する文字画像を表示する「木簡・くずし字解読システム―MOJIZO―」(β版)が公開
Posted 2016年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/31108

くずし字学習支援アプリ「KuLA」が公開開始
Posted 2016年2月18日
http://current.ndl.go.jp/node/30780

凸版印刷、江戸期以前のくずし字を高精度でテキストデータ化する新方式OCR技術を開発
Posted 2015年7月3日
http://current.ndl.go.jp/node/28820