国際図書館連盟(IFLA)、著作権教育及び著作権リテラシーに関する声明を発表

2018年8月27日、国際図書館連盟(IFLA)が、著作権教育及び著作権リテラシーに関する声明を発表しました。

著作権リテラシーを著作権で保護された資料の利用方法について情報に基づいた決定を行なうための十分な著作権知識を有することとし、図書館員がその機能と義務を果たすためには、図書館の多様な業務において著作権リテラシーが重要であることを指摘します。

また、法が適切に行われるためには、アドヴォカシー活動が重要で、その活動を自信を持って行うには、法に関する深い理解が必要であるものの、図書館員を対象とした著作権教育は公共の利益を満たすには不十分としています。

そして、声明では、IFLAの会員に手引きを提供し、そのアドヴォカシー活動を支援するため、政府(政府間組織)、図書館、図書館協会、図書館学の教員に向けた提言が掲載されています。

Accelerating Access: IFLA Releases Statement on Copyright Literacy(IFLA,2018/8/27)
https://www.ifla.org/node/67012

IFLA Statement On Copyright Education and Copyright Literacy [PDF:3ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/clm/statements/ifla-statement-on-copyright-literacy.pdf

参考:
国際図書館連盟、図書館でのデジタルコンテンツのライセンス利用に関する文献レビューを公開
Posted 2017年8月22日
http://current.ndl.go.jp/node/34545

国際図書館連盟(IFLA)、世界各国の著作権法改正の動きをまとめたリストを公開
Posted 2018年2月19日
http://current.ndl.go.jp/node/35508

国際図書館連盟(IFLA)、拡大集中許諾制度に関する報告書を公開
Posted 2018年8月8日
http://current.ndl.go.jp/node/36458

※本文の誤記を修正しました。(2020/10/9)