米国議会が職業・技術教育法の改正案を承認 オープン教育資源(OER)が職業・技術教育予算の支出対象として盛り込まれる

2018年7月第4週の米国議会で、職業・技術教育法(CTE Act)の改正案が承認されていたことを、米SPARCが紹介しています。同改正案は大統領の署名を得て、7月31日に立法化されました。

新法ではCTE教育プログラムに10億ドル超の連邦予算を支出するとされており、その予算の使途として、州および地方政府によるオープン教育資源(OER)の作成が挙げられています。

SPARCは今回の改正におけるOERの追加について、SPARCによる活動の一つのマイルストーンと位置づけつつ、今後の活動の主目標を、高等教育法の改正により、OERを支援する恒久的な連邦予算を獲得することに置くとしています。

Congress Approves Career and Technical Education Bill Including OER Provisions(SPARC、2018/7/26付け)
https://sparcopen.org/news/2018/congress-approves-career-technical-education-bill-including-oer-provisions/

参考:
米・SPARC、オープン教育資源事業を成功させるための図書館職員の専門能力開発プログラム“Open Education Leadership Program”を正式に発足
Posted 2018年4月16日
http://current.ndl.go.jp/node/35852

米国でオープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラム実施へ
Posted 2018年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/35750

米・SPARC、州議会議員・州政府等にオープン化された教育資源(OER)に関する政策を提言するための指南書(Playbook)を公開
Posted 2018年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/35343

米・SPARC、オープン化された教育資源による効果をテーマとした報告書を公開
Posted 2017年9月6日
http://current.ndl.go.jp/node/34625