2018年3月23日に成立した米国歳出法の中に、オープン・テキストブックに関する500万ドルの助成プログラムへの支出が盛り込まれていたことを、米SPARCが紹介しています。この助成プログラムは米国議会が初めて承認したオープン教育資源(OER)への大規模支出であるとのことです。
同プログラムはSPARCや連携機関の草の根の働きかけにより実現したものとのことです。500万ドルは米国の高等教育機関に対する、競争的助成金として、米国教育省により管理されます。この助成により作成されたオープン・テキストブックは、オープンなライセンスを付与し、誰もが無料で、自由にアクセス・利用し、新たなコンテンツ作成のために活用することができるようになるとのことです。
Congress Funds $5 Million Open Textbook Grant Program in 2018 Spending Bill(SPARC、2018/3/20付け。2018/3/23に大統領が歳出法に署名・成立したことを受け更新)
https://sparcopen.org/news/2018/open-textbooks-fy18/
$5 Million for Open Textbooks in FY18 Omnibus Bill(SPARC)
https://sparcopen.org/our-work/open-textbooks-fy18/
参考:
米国で歳出法案成立 IMLSの2018年度予算は増額、研究予算も増額
Posted 2018年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/35747
米・SPARC、州議会議員・州政府等にオープン化された教育資源(OER)に関する政策を提言するための指南書(Playbook)を公開
Posted 2018年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/35343
米・SPARC、オープン化された教育資源による効果をテーマとした報告書を公開
Posted 2017年9月6日
http://current.ndl.go.jp/node/34625