2018年4月17日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、クラウドソーシングのためのプラットフォーム“Co-Lab”を公開しました。
Co-LabとCollection SearchのBeta版を用いて、デジタル画像のテキスト化や、キーワードやタグの追加、翻訳を可能とするものです。
書誌情報への追記は24時間以内に検索対象となり、既にCo-Labに取り込まれている画像については、それに対して追記や編集することも可能で、他人によるテキスト化の間違いを発見した場合には、直接修正するほか、「再検討が必要」(Needs review)の印をつけることができます。
また、ユーザー登録をすることで、自身が貢献した履歴を追えるほか、Co-Labの更新情報等を知ることができます。
Introducing Co-Lab: your tool to collaborate on historical records(LAC,2018/4/17)
https://thediscoverblog.com/2018/04/17/introducing-co-lab-your-tool-to-collaborate-on-historical-records/
Co-Lab
http://co-lab.bac-lac.gc.ca/eng
Collection Search (Beta)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/collectionsearch/Pages/collectionsearch.aspx
参考:
カナダ国立図書館・文書館(LAC)、個別のデータベースに収録されていたデータを統合検索できる“Collection Search”のBeta版を公開
Posted 2018年1月25日
http://current.ndl.go.jp/node/35371
英国図書館、18世紀後半から19世紀後半の芝居のビラ(playbill)の検索性向上のためのクラウドソーシングプロジェクトを開始
Posted 2017年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/34641
ウェールズ国立図書館が、クラウドソーシングのためのプラットフォームの開発に着手
Posted 2017年2月17日
http://current.ndl.go.jp/node/33489
英国図書館(BL)、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトのプラットフォーム”LibCrowds”を立ち上げ
Posted 2015年6月9日
http://current.ndl.go.jp/node/28632
E1321 – 図書館界におけるクラウドソーシングの動きは?
カレントアウェアネス-E No.220 2012.08.09
http://current.ndl.go.jp/e1321