2018年4月15日、学際コミュニティTokyo Digital Historyが、東京大学本郷キャンパスで、「2018 Spring Tokyo Digital History Symposium」を開催します。
歴史研究におけるデータ活用方法に関する問いへの答えが求められているという課題認識に基づいて、歴史研究が生み出されるまでの4つのプロセスに応じた4セクションを用意し、各プロセスに関連する情報技術やデジタル・ツールおよび知識を整理して、具体的な研究実践例とともに提示します。
定員は50人程度で、事前の申込みが必要です。参加費は無料です。
詳細な内容は次のとおりです。
セクション
01 情報の入手/Chair:清原和之氏(学習院大学アーカイブズ学専攻助教)
金甫榮氏(渋沢栄一記念財団デジタル・キュレーター/アーカイブズ学)
デジタル・アーカイブの多義性/アーカイブズ理論
デジタル時代に史料とどう向き合うか
福田真人氏(東京大学日本史学博士課程3年/近代日本貨幣史)
公文録/史料の階層/Webスクレイピング
巨大な史料群のデータを一括入手する
02 情報の分析/Chair:橋本雄太氏(国立歴史民俗博物館テニュアトラック助教)
小川潤氏(東京大学西洋史学修士課程2年/古代ローマ属州史)
Perseus Digital Library/古典語テキスト解析
テキスト群から語の使用傾向を分析する
山崎翔平氏(東京大学経済史学博士課程3年/近代日本経済史)
府県パネルデータ/Python/Stata
データ加工の再現性を担保する
03 情報の表現/Chair:宮本隆史氏(東京大学文書館特任助教)
山王綾乃氏(お茶の水女子大学西洋史学博士課程1年/近世フランスアカデミー史)
会員名簿/データ可視化/Tableau
統計データの表現方法を探索する
小林拓実氏(東京大学西洋史学修士課程2年/近代フランス移民史)
Indicateur Marseillais/GIS/CCライセンス
歴史地図にデータを可視化する
04 情報の公開/Chair:中村覚氏(東京大学情報基盤センター助教)
小風尚樹氏(東京大学西洋史学博士課程3年・国立歴史民俗博物館研究協力者/近代イギリス外交史)
延喜式/データベース構築/TEI
デジタル技術で分野を越境する
纓田宗紀氏(東京大学西洋史学博士課程3年/中世教皇史)
Regesta Imperii/年表・地図
データの活用から公開までを展望する
パネル デジタル・ヒストリーの可能性
登壇者
菊池信彦氏(京都府立京都学・歴彩館)
後藤真氏(国立歴史民俗博物館准教授)
崎山直樹氏(千葉大学国際教養学部講師)
2018 Spring Tokyo Digital History Symposium 開催のお知らせ(atelier DH, 2018/3/20)
https://naokicocaze.wordpress.com/2018/03/20/2018-spring-tokyo-digital-history-symposium-%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/
※タイトル及び本文のイベント名を修正しました(2018/3/26)。