東京大学人文社会系研究科人文情報学拠点が、中国の国際デジタル図書館ネットワークであるCADAL(China Academic Digital Associative Library)に、2018年1月16日に加盟したと発表しています。
CADALは、中国に関係する書籍を中心に270万冊以上ものデジタル化資料を収録し、中国・欧米・インド等の70以上の機関が参加する大規模なデジタル図書館ネットワークで、今回の加盟により、東京大学でもこれらのデジタル化資料を制限なく利用することが可能になります。
加盟にはデジタル資料の提供が必須ですが、日本にはデジタル資料を提供できる図書館が存在しないため、代わって大学研究機関(東京大学人文社会系研究科人文情報学拠点)が対応することで、CADAL加盟を実現しました。
研究成果「人文情報学拠点が中国デジタル図書館国際協力計画(CADAL)に日本初の加盟」(下田正弘教授)(東京大学大学院人文社会系研究科・文学部,2018/1/24)
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/news/2018/6768.html
プレスリリース [PDF:2ページ]
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/assets/files/news2017/CADAL20180118.pdf
CADAL
http://www.cadal.cn/
※中国語
Partners(CADAL)
http://www.cadal.cn/eng/index.htm
※英語
参考:
アジア情報室通報、「中国の資料デジタル化プロジェクト・CADALの利用と参加について」を掲載
Posted 2014年4月3日
http://current.ndl.go.jp/node/25847
Internet Archive(IA)、CADALと連携して50万冊の学術書をデジタル化
Posted 2015年4月21日
http://current.ndl.go.jp/node/28349
中国の大学図書館コンソーシアムCADAL、甲骨文字が刻まれた甲骨126点をデジタル化して公開:全方向から光を当てて閲覧可能
Posted 2017年9月20日
http://current.ndl.go.jp/node/34693