2018年1月11日、熊本県が、「平成29年度文化財レスキュー市民サポーター養成講座」を開催すると発表しています。
熊本県では「平成28年熊本地震」における文化財のレスキュー事業で救出した文化財の清掃・台帳作成などの整理作業を実施しており、県民に文化財の扱い方について基本を学ぶ機会を提供し、文化財保護への理解を深めるとともに、救出した被災文化財の整理作業に支援を得ることを目的に開催されるものです。
養成講座は、文化財の分野別の専門家による講義および実習で構成されており、以下の日程で実施されます。
募集人数は15人程度で事前の申し込みが必要です(申込多数の場合は抽選)。
また、講座受講者は、2018年4月以降に熊本県氷川町内で開始される被災資料整理作業にボランティアとして参加することになります。
・第1回 民俗資料 2018年2月15日
講師:國本信夫氏、迫田久美子氏(熊本県博物館ネットワークセンター)
・第2回 古文書 2018年3月15日
講師:今村直樹氏(熊本被災史料レスキューネットワーク)
平成29年度文化財レスキュー市民サポーター養成講座を開催します!(2018/1/11)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_22018.html?type=top
参考:
熊本県博物館ネットワークセンターが、企画展示「熊本地震と文化財レスキュー」を開催中
Posted 2017年7月13日
http://current.ndl.go.jp/node/34359
「熊本史料ネット」(熊本被災史料レスキューネットワーク)が設立される
Posted 2016年4月25日
http://current.ndl.go.jp/node/31427