米国議会図書館、同館の一次資料を用いて政治・立法・市民参加について学ぶK-12の児童・生徒向けの教育用ウェブアプリを公開

2017年11月17日、米国議会図書館(LC)は、教育機関と連携して開発した、K-12の児童・生徒を対象としたウェブアプリの公開を発表しています。

児童・生徒が、政治・立法・市民参加について学ぶことを支援するために、LC所蔵の一次資料(Primary sources)を活用して開発されています。

今回公開されたものは、2015年に33の提案から採択された以下の3つのアプリです。

・中学生、高校生が市民権を理解し、歴史的思考を身に着けるために、LCの一時資料を用いて、米国の歴史・市民権・政治についての課題を創造的に解決する“Eagle Eye Citizen”(開発者:ジョージメイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク歴史とニューメディアセンター)

・代議制の基本理念や代議制が直面している現代社会の課題についてゲームベースで学ぶ“Engaging Congress”(開発者:インディアナ大学Center on Representative Government)

・一時資料を用いて歴史を学ぶ、K-5の児童向けの“KidCitizen”(開発者:Muzzy Lane Software社)

2016年に採択された第2弾の開発分については2018年に公開予定です。

Library of Congress Launches Three New Educational Apps (LC,2017/11/17)
https://www.loc.gov/item/prn-17-157/

Three New Civics Interactives Explore Congress and Civic Participation through Primary Sources(LC,2017/11/17)
http://blogs.loc.gov/teachers/2017/11/three-new-civics-interactives-explore-congress-and-civic-participation-through-primary-sources/

Eagle Eye Citizen
https://www.eagleeyecitizen.org/

Kidcitizen
https://www.kidcitizen.net/

参考:
米国議会図書館、タブレット対応の学生向けコンテンツ“Student Discovery Sets”に新規コンテンツ3点を追加
Posted 2016年6月2日
http://current.ndl.go.jp/node/31723