引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OC、新たに16の出版者が参加

2017年7月11日、学術出版物の引用データのオープン化を推進するイニシアティブInitiative for Open Citations(I4OC)は、4月の立ち上げ以降新たに16の出版者が加わり、参加している出版者は40を超えたことを発表しました。

これにより、引用データ量が多い上位20の出版者のうち、13の出版者が引用データをオープンにしているとのことです。また、オープンな引用データをもつ記事が1,600万件を超え、CrossRef中の記事3,500万件に占めるその割合は45%を超えました。

その他、OASPA、LIBER、Jiscなどの機関が新たにI4OCに賛同していることも発表されています。

I4OCは、CrossRefに引用データを登録している小規模な出版者を中心に、参加を呼び掛けています。

Availability of open reference data nears 50% as major societies and influential publishers endorse the Initiative for Open Citations(I4OC, 2017/7/11)
https://i4oc.org/press.html#July2017

Growing Support for the Initiative for Open Citations, I4OC(OASPA, 2017/7/11)
https://oaspa.org/growing-support-initiative-open-citations-i4oc/

参考:
引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OC立ち上げ
Posted 2017年4月11日
http://current.ndl.go.jp/node/33824