米・コネチカット州立図書館、州単位の図書館用電子書籍アプリを開発へ:ニューヨーク公共図書館が開発したSimplyEをカスタマイズ

2016年8月9日、米国のコネチカット州立図書館が、図書館システムに関するNPOであるLibrary Connection及び同州のファーガソン図書館と連携し、州単位の図書館用電子書籍プラットフォーム“eGO”を開発すると発表しています。

“eGO”は、iOS及びAndroid用のアプリで、図書館利用者が地元及び州単位の電子書籍コレクションを閲覧できるものです。

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が開発した図書館用電子書籍アプリSimplyEをカスタマイズし、通常多様な電子書籍タイトルを提供するために複数の電子書籍プラットフォームを使っているところを、“eGO”を用いることで、図書館の全ての電子書籍コレクションを一括して利用できるようにします。

また、低所得層の子どもが無料で電子書籍を閲覧できるようにする取組み“Open eBooks project”とも連携することで、同州の低所得層の子どもが無料で何千タイトルもの電子書籍を利用できるようになるとのことです。

The Connecticut State Library Announces the First Phase of the Development of a Statewide Library eBook Platform(Connecticut State Library,2016/8/9)
http://goodereader.com/blog/e-book-news/connecticut-developing-a-statewide-e-book-program

参考:
ニューヨーク公共図書館、電子書籍アプリ“SimplyE”を公開
Posted 2016年7月13日
http://current.ndl.go.jp/node/32073

低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”がサービスを開始(米国)
Posted 2016年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30825