デジタル教科書教材協議会(DiTT)、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の中間まとめについて意見を表明

2016年8月12日、デジタル教科書教材協議会(DiTT)は、2016年6月16日に文部科学省が公開し、2016年中に最終的な取りまとめを行うことが予定されている「「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 中間まとめ」について意見表明し、その内容をウェブサイトで公開しています。

紙の教科書とデジタル教科書の学習内容を同一のものとし、紙の教科書を基本にしながらデジタル教科書を併用すること、デジタル教科書について改めて検定を経る必要はないこと等、デジタル教科書の位置付けについても概ね賛同した上で、

・次期通常国会での法改正、早急な制度化
・教科書と位置づける以上、無償とすべきこと
・デジタル教科書の導入に伴う著作権の権利制限の在り方について、文化審議会等における審議を促し、デジタル教科書の制度化と合わせて制度整備を行うこと
・デジタル教科書とデジタル教材を一体化し、ストレスなく使えるようにするためのシステム整備
・デジタル教育環境の整備に合わせて、プログラミング学習の普及を図ること

などを含む8点の事項を要望しています。

『「デジタル教科書」の位置づけに関する検討会議』中間まとめに関するDiTT意見表明について(DiTT, 2016/8/12)
http://ditt.jp/news/?id=2209
http://ditt.jp/office/DiTTcomment201608.pdf

参考:
デジタル教科書教材協議会(DiTT)、「教育情報化推進法案要綱」発表
Posted 2016年3月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30927

文部科学省、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 中間まとめを公開
Posted 2016年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/31822

【イベント】デジタル教科書教材協議会(DiTT)シンポジウム「デジタル教科書の位置づけはどうなる?~2020年導入実現に向けて」(7/25・東京)
Posted 2016年6月22日
http://current.ndl.go.jp/node/31853