世界のデジタル化美術史関係資料へのアクセスプラットフォーム“Getty Research Portal”が4周年を迎え、リニューアル

2016年6月14日付のゲティ財団のブログで、世界のデジタル化美術史関係資料へのアクセスプラットフォームである“Getty Research Portal”がリニューアルされたことが発表されています。

デザインを使いやすくしたほか、
・デジタル化されたテキストそれぞれに固有のページを設け、リンクを共有できるように
・レスポンシブウェブデザインに(携帯電話やタブレットに対応)
・追加コンテンツを強調表示
・日付や言語などによるフィルターを追加
・図書の版を詳細化

といった改善が加えられたようです。

米国シカゴ美術館のライヤーソン & バーナム図書館、イタリアのヘルトツィアーナ図書館、ドイツのヴォルフェンビュッテルにあるHerzog August図書館、米国ヒューストンにあるメニル・コレクションのメニル図書館など、6機関がポータルに加わったことも発表されています。

ポータルは開設から4周年を迎えており、現在10万点以上が利用可能となっていることが発表されています。

Getty Research Portal
http://portal.getty.edu/

The Getty Research Portal Grows with a New Design and More Than 100,000 Digitized Volumes(The Getty Iris, 2016/6/14)
http://blogs.getty.edu/iris/getty-research-portal-grows-new-design-100000-digitized-volumes/

参考:
ゲティ研究所、研究者が共同で人文科学研究を行うためのツール“Getty Scholars’ Workspace”を公開
Posted 2016年3月28日
http://current.ndl.go.jp/node/31125

パブリックドメインのデジタル化美術史関係資料へのアクセスを提供する“Getty Research Portal”が公開
Posted 2012年6月4日
http://current.ndl.go.jp/node/21011