Pew Research Center、ニュースコンテンツと記事の長さに関する調査のレポート“Long-Form Reading Shows Signs of Life in Our Mobile News World”を公開

2016年5月5日、米国の調査機関Pew Research Centerは、ナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)との協力によって実施した調査のレポート“Long-Form Reading Shows Signs of Life in Our Mobile News World”を公開しました。

携帯端末が中心となっている現在の環境下において、ニュースコンテンツに費やす時間やアクセスと記事の長さの関係を分析したものです。データ分析のプラットフォーム“Parse.ly”を使用し、2015年9月にニュースのウェブサイト(30件)に掲載された7万4,840の記事に関する1億1700万件の携帯電話による通信を分析したものです。

・短い記事のコンテンツの方がはるかに普及している(1,000ワード以下の長さの記事が76%を占める)
・一方で短い記事も長い記事もアクセス率はあまり変わらない

などといった結果も示されています。

Long-Form Reading Shows Signs of Life in Our Mobile News World(Pew Research Center, 2016/5/5)
http://www.journalism.org/2016/05/05/long-form-reading-shows-signs-of-life-in-our-mobile-news-world/
http://www.journalism.org/files/2016/05/PJ_2016.05.05_LongForm_Final.pdf

参考:
スマートフォンの所有率が上昇:Pew Research Centerの各種情報端末の所有率調査より(米国)
Posted 2015年10月30日
http://current.ndl.go.jp/node/29819

社会の情報格差改善に関する委員会報告(米国)
Posted 2009年10月7日
http://current.ndl.go.jp/node/14789