学生の研究成果を図書館で展示 イェール大学図書館で行なわれている「道頓堀と都市大坂の歴史」展

2016年2月1日付けのYaleNewsで、イェール大学スターリング記念図書館で、1月25日から4月30日まで行なわれている「道頓堀と都市大坂の歴史」(Dōtonbori and Ōsaka’s Urban History)展を担当した、イェール大学の学生、ダミコ(John D’Amico)氏へのインタビュー記事が掲載されています。

同氏は大阪市立大学に留学中、近年発見された道頓堀の地図を見る機会があり、その地図に興味を覚え、歴史学のボツマン(Daniel Botsman)教授のアドバイスもあり、道頓堀の開発を研究テーマにしたとのことです。

今回の展示は、道頓堀開削が大坂の発展や住民の生活へ与えた影響という、彼の研究に基づくものであり、道頓堀が、商人と武士とが協力しながら、街の中心となっていった過程を分析するものとのことです。

展示資料は、同大学の東アジア図書館の特別コレクションだけでなく、スターリング記念図書館やバイネッキ貴重書・手稿図書館の資料も用いているとのことです。

この展示は、同図書館が、イェール大学の学生の現在進行中の研究を展示する場所として、図書館の展示用の回廊を提供するもので、イェール大学の図書館員と教員が指名した学生の中から、展示諮問委員会が学生のキュレータ(今回は4名)を選んだとのことです。

‘Dōtonbori and Ōsaka’s Urban History’(YaleNews,2016/2/1付け記事)
http://news.yale.edu/2016/02/01/d-tonbori-and-saka-s-urban-history

Students’ hands-on access to Yale Library’s collections inspired exhibits(YaleNews,2016/2/1付け記事)
http://news.yale.edu/2016/02/01/students-hands-access-yale-library-s-collections-inspired-exhibits

Student Research at Yale University Library(Yale University Library)
http://calendar.yale.edu/cal/library/month/20160203/All/CAL-2c9cb3cc-52282dc4-0152-416a5ae9-00000279bedework@yale.edu/

※ダミコ氏の留学先の大学を修正しました。