研究者の一日を追う(記事紹介)

ケンブリッジ大学Office of Scholarly Communicationのブログ”Unlocking Research”に、同大学で行われた研究者の行動調査を紹介した記事”What does a researcher do all day?”が掲載されています。

この行動調査はRCUKのOA方針に対応するにあたって、研究者の行動や必要なサービスを知るために行われたものとのことです。この調査ではインタビュー等のほかに、10人の研究者を対象に48時間、はりついて観察し続けるとともに、その時の気分等を尋ねる調査も実施されており、記事中ではこの追跡調査からわかったこと等がまとめられています。

調査の結果、研究者は様々な役割を担うことが求められており、実質的に異なる複数の仕事をこなしているようなものであることがわかったとされています。記事中ではその詳細が列挙されるとともに、教育や研究に関して行っていることの詳細や、分野による違い等がまとめられています。また、研究者の一日を視覚化した図も複数公開されています。

What does a researcher do all day?(Unlocking Research、2016/2/1付け)
https://unlockingresearch.blog.lib.cam.ac.uk/?p=515

参考:
OCLC、エスノグラフィーの手法でバーチャルレファレンスの記録を分析した論文を公開
Posted 2011年10月3日
http://current.ndl.go.jp/node/19217

OCLC Research、利用者行動に基づく図書館のあり方に関する報告書“Shaping the Library to the Life of the User”を公表
Posted 2015年12月18日
http://current.ndl.go.jp/node/30256