国際図書館連盟(IFLA)先住民民族問題専門研究委員会(SIG)、分科会の昇格へ残り10会員の加盟が必要

2015年9月25日付けの国際図書館連盟(IFLA)のニュースによると、分科会への昇格を目指している先住民民族問題専門研究委員会(SIG)は、2015年10月31日までに10会員の加盟が必要な状況とのことです。

同SIGは、2008年12月に、同問題のタスクフォースとして創設されたもので、
先住民族の知識・図書館・情報サービスについての課題を検討する委員会とのことです。

分科会に昇格した際には、IFLAにおける先住民族問題の中心となり、

・国際先住民族図書館員フォーラム(IILF)と連携し、IILFの成果を推進
・図書館サービスの多文化マニフェストのなかに先住民族問題を展開させる
・子ども・ヤングアダルト分科会といったIFLA内部の分科会との連携してガイドラインをレビューする
・先住民族の知識パラダイムを意識するため、知識教育研修分科会と協働で、図書館情報学(LIS)のカリキュラムの11のコアエレメントの評価の枠組みを開発。
・先住民族のためのオープンデータ、アクセス環境の機会と課題を調査

という企画を立てているとのことです。

参考:
第5回国際先住民族図書館員フォーラム、開催へ
Posted 2007年4月12日
http://current.ndl.go.jp/node/5701