福島民報の2015年8月24日付け記事によると、会津坂下町を拠点に、東日本大震災の復興支援で寄せられた本を元手とした「本の森図書館」が8月23日に仮オープンしたとのことです。
貸し出しカードは不要、返却期日もなく、本が人から人に渡っていくことが目的で、借りた本を返却せずに第三者に渡すことも認めるとのことです。
報道によれば、貸し出しするだけでなく、公共施設や商店、個人宅など書架を置くさまざまな場所を募り、本を分けるとのことです。また、拠点の本が少なくなれば、新たに全国から募り、自由に本の貸し出しができる「街かど図書館」を増やし、どこででも本を手に取れる環境をつくるとのことです。
「本の森図書館」23日仮開所 坂下・旧八幡幼稚園拠点 復興支援の4万冊活用(福島民報,2015/8/24付け記事)
https://www.minpo.jp/news/detail/2015082324855
福島の子に本を 「街かど図書館」協力者募集(河北新報,2015/8/26付け記事)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150826_65004.html
参考:
E1210 – 被災地支援活動紹介(2)遠野文化研究センター
カレントアウェアネス-E No.200 2011.09.08
http://current.ndl.go.jp/e1210