ウェールズ国立図書館、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスの手によりデジタル化画像をWikimedia Commonsに公開

2015年8月19日付のウェールズ国立図書館のブログによると、同館が数年前にデジタル化した画像が、同館のウィキペディアン・イン・レジデンス(機関に駐在してその機関のミッションに関するWikipediaの記事の作成と改善を促進する編集者)の手によって、Wikimedia Commonsにアップロードされているとのことです。

デジタル化された5,000枚もの画像は、1750年からから1850年のウェールズの光景が描かれた絵画、スケッチ、版画で、歴史家・自然保護活動家・考古学者にとって価値がある地理的な描写であり、写真が発明される前の同地域の風景・生活を映しだしたものだとのことです。

Sharing thousands of Welsh landscapes with Wikipedia(National Library of Wales BLOG,2015/8/19)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9877

Wikipedian takes up residence at the National Library of Wales(National Library of Wales BLOG,2015/1/15)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9099
※ウェールズ国立図書館のウィキペディアン・イン・レジデンス

Media in category “Welsh Landscape Collection”
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Welsh_Landscape_Collection

参考:
ウェストバージニア大学(WVU)図書館、ウィキペディアの記事の性差を解消するためウィキペディアン・イン・レジデンスを採用
Posted 2015年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/28867

E1528 – 図書館とウィキペディアのこれからの関係は?
カレントアウェアネス-E No.253 2014.02.06
http://current.ndl.go.jp/e1528

ニューサウスウェールズ州立図書館、オーストラリアの文化機関として初めてウィキペディアン・イン・レジデンスを受け入れ
Posted 2013年6月6日
http://current.ndl.go.jp/node/23666

オランダ王立図書館・国立公文書館、ウィキペディアン・イン・レジデンスを受け入れ
Posted 2013年5月17日
http://current.ndl.go.jp/node/23519

スコットランド国立図書館でウィキメディアン・イン・レジデンス募集
Posted 2013年4月24日
http://current.ndl.go.jp/node/23398

大統領図書館初のウィキペディアン・イン・レジデンスとなった大学院生のインタビュー記事
Posted 2013年2月7日
http://current.ndl.go.jp/node/22867

ミシガン大学の院生が大統領図書館初のウィキペディアン・イン・レジデンスに
Posted 2013年1月22日
http://current.ndl.go.jp/node/22751

OCLC Researchが「ウィキペディアン・イン・レジデンス」を採用
Posted 2012年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/20916

米国国立公文書館(NARA)の「ウィキペディアン・イン・レジデンス」
Posted 2011年6月2日
http://current.ndl.go.jp/node/18322