株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、媒体ごとのメディア接触時間調査発表

株式会社博報堂DYメディアパートナーズが、生活者のメディア接触の現状を調査・分析する「メディア定点調査2015」の結果概要を公表しています。この調査は、2006年から行っているものです。

2015年1月30日から2月12日まで、東京都、大阪府、愛知県、高知県の15~69歳までの約2,500のサンプルを対象に郵送調査を実施したもので、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌とパソコン・タブレット端末・携帯電話/スマートフォンの7つの媒体への接触時間等を調べたものです。

以下は、概要からの一部抜粋です。

●東京地区におけるメディア総接触時間とメディア別構成比
(メディア総接触時間)
・335.2分/日(2006年)⇒383.7分/日(2015年)

(構成比)
・「テレビ」:51.3%(2006年)⇒39.9%(2015年)
・「ラジオ」:13.1%(2006年)⇒5.2%(2015年)
・「新聞」:9.6%(2006年)⇒5.2%(2015年)
・「雑誌」:5.9%(2006年)⇒3.4%(2015年)
・「パソコン」:16.9%(2006年)⇒17.7%(2015年)
・「タブレット端末」:4.7%(2014年)⇒5.4%(2015年)
・「携帯電話/スマートフォン」:3.3%(2006年)⇒20.9%(2015年)

●東京地区におけるスマートフォン・タブレット端末所有率
東京地区について、スマホの所有率は7割に迫り、タブレットの所有率も昨年の2割から伸長し、約3割へ

●東京地区におけるメディア総接触時間量別の構成比
(1)「メディアライト接触層」(メディア接触時間が4時間未満):30.3%(2006年)⇒23.2%(2015年)
(2)「メディアミドル接触層」(メディア接触時間が4時間以上6時間未満):28.3%(2006年)⇒24.9%(2015年)
(3)「メディアヘビー接触層」(メディア接触時間が6時間以上):38.9%(2006年)⇒49.6%(2015年)
 ※(3)のうち、メディア接触時間が10時間以上:5.3%(2006年)⇒11.3%(2015年)

●東京地区におけるスマートフォン・タブレット端末のサービス別利用率と利用率の差分
・「スマートフォン」「タブレット端末」で同程度利用されているのは 「動画」「検索」「ショッピング」
・スマートフォンの方が30ポイント以上利用率が高いのは、「カメラ」、「メール送受信」、「ソーシャルメディア」

メディア環境研究所「メディア定点調査2015」時系列分析(博報堂DYメディアパートナーズ, 2015/7/7)
http://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/report/20150707_10378.html
http://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/07/HDYmpnews201507071.pdf
※2つ目のリンクは、調査に関する報道関係者向け資料です。

「メディア定点調査・2015」(博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所, 2015/7/7)
http://www.media-kankyo.jp/news/media/20150707_3225.html

参考:
媒体ごとのメディア接触時間調査、PCからのインターネット利用が増加
Posted 2009年6月23日
http://current.ndl.go.jp/node/13374