ゲーム保存協会、ゲーム資料室をオープン

2015年5月2日、ゲーム保存協会が、ゲーム保存協会本部内にて「ゲーム資料室」をオープンしたと発表しています。

1976年から94年までのPC関連の雑誌資料を配した、ゲームの研究をされる方々にご利用いただける図書室とのことで、研究のために必要とする方に無料で開放しているとのことです。

利用条件は、ゲームに関連する事象を研究する正規の研究者あるいは学生、ゲームに関連するホームページの作者、ゲームに関する記事を執筆するジャーナリストや同人誌のライター、または、NPO法人ゲーム保存協会会員(サポーター・正会員)で、協会内のプロジェクト遂行上、資料を必要とする者とのことです。

また、資料室の利用には資料室予約フォームから事前の予約が必要のようです。

なお、ゲーム保存協会は、広く一般市民に対して、電子ゲーム及びその関連機器・資料等の保存技術・方法等についての研究・開発並びにその情報の提供に関する事業、普及・啓発に関する事業、アーキビスト並びに企業・団体等との連携及びその支援に関する事業を行い、文化の振興と文化財の保存・保管による継承を図り、もって広く公益に寄与することを目的とする団体とのことです。

ゲーム保存協会本部資料室開放のお知らせ(ゲーム保存協会,2015/5/2)
http://www.gamepres.org/?p=1010

●ゲーム保存協会資料室閲覧可能リスト(ゲーム保存協会)
http://www.gamepres.org/?page_id=1020

●資料室予約フォーム(ゲーム保存協会)
http://www.gamepres.org/?page_id=1094

参考:
CA1719 – 動向レビュー:デジタルゲームのアーカイブについて―国際的な動向とその本質的な課題― / 細井浩一
カレントアウェアネス No.304 2010年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1719