英国図書館(BL)、貴重な音源のデジタル化計画を発表

2015年5月20日、英国図書館(BL)はHeritage Lottery Fundからの資金援助を受けて、2017年から2022年の5年計画で、同館で所蔵する50万の貴重でユニークな音源や全国の主要なコレクションをデジタル化すると発表しています。

音源には方言やアクセント、オーラルヒストリー、既に聞くことができない演奏や演劇、姿を消していく野生生物の音源が含まれるそうです。

その他、地域の貴重な音源を保存・共有することを目的に、国全体の保存ネットワーク構築のため、10の地域センターを通じて提携機関と協同すること、また、英国の音の文化遺産を広く知らせ、英国内のアーカイブで保有する生きた歴史の宝庫への意識を高めるために、学校や地域でアウトリーチプログラムを行うとのことです。

British Library’s pledge to save the nation’s sounds secures £9.5 million boost from Heritage Lottery Fund(BL,2015/5/20)
http://www.bl.uk/press-releases/2015/may/save-our-sounds-hlf-funding

※内容を修正しました(2015年5月21日)

参考:
E1674 – 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.281 2015.05.21
http://current.ndl.go.jp/e1674