2015年5月6日付けのElsevier Scopus Blog記事で、同社がScopus収録対象誌の定期的な見直しを開始することと、その対象誌の選定基準が紹介されています。
同記事によれば、2004年の運用開始以来、Scopusの収録対象誌の選定基準は厳しくなってきており、一部の雑誌は現在のScopusの収録対象基準に見合ったものではなくなっているとしています。その上で、以下に挙げる6つの基準にあてはまる雑誌を対象に、収録対象誌の一年ごとの見直しを行っていくとのことです。
・自誌引用率:同分野の他誌に比べて、自誌引用の割合が2倍以上である雑誌
・被引用数:同分野の他誌に比べて、被引用数が半数以下の雑誌
・論文あたりのインパクト:同分野の他誌に比べて、論文あたりのインパクトが半分以下の雑誌
・論文生産数:同分野の他誌に比べて、掲載論文数が半数以下の雑誌
・抄録の利用:同分野の他誌に比べて、Scopus上での抄録画面の利用が半分以下の雑誌
・本文リンクの利用:同分野の他誌に比べて、論文本文へのリンクの利用が半分以下の雑誌
Scopus launches annual journal re-evaluation process to maintain content quality(Elsevier Scopus Blog、2015/5/6付け)
http://blog.scopus.com/posts/scopus-launches-annual-journal-re-evaluation-process-to-maintain-content-quality
参考:
Scopus収録のジャーナル評価指標(1999年-2013年)が公開
Posted 2014年7月25日
http://current.ndl.go.jp/node/26662