米国情報標準化機構(NISO)が、書誌データの語彙について、相互利用のための標準を策定するプロジェクトを開始

2015年3月18日、米国情報標準化機構(NISO)が、書誌データの相互利用のため、標準語彙を策定する3つのプロジェクトを承認すると発表しました。

このプロジェクトは、(1)世界的にネットワーク化された情報環境における新しい書誌の枠組みへのニーズや要件を総合的に検討する、(2)書誌分野において求められる活動のロードマップについて、関係者の合意形成を行う、という2点が目標とされ、「語彙の利用・再利用に関するポリシー」、「語彙の文書化」、「語彙の長期的な維持の要件」という3つがプロジェクトの内容となるようです。

NISOは図書館のみならず、図書館のシステムベンダーや抄録索引サービス、標準語彙やリソースを記述するためのメタデータの開発者や利用者による、当プロジェクトへの積極的な参加を求めているとのことです。

NISO Launches New Projects to Develop Standards for Bibliographic Vocabulary Exchange (NISO, 2015/3/18)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=0641282358290982226d2a535f1403ce877df9d7

NISO Bibliographic Roadmap Development Project(NISO)
http://www.niso.org/topics/tl/BibliographicRoadmap/

ROADMAP FOR THE FUTURE OF BIBLIOGRAPHIC EXCHANGE:SUMMARY REPORT(NISO, 2014/4)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/13327/NISO_14007BibliographicRoadmapDevelopmentDoc_FINAL4.pdf

New work item proposal for three Vocabulary development projects(NISO, 2014/11)
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/14152/Bibliographic%20Roadmap%20Work%20Item%20Final%20for%20Voting%20Members.pdf

Information Standards Quarterly (ISQ) Volume 26, no.3
“Pre-Standards Initiatives: Bibliographic Roadmap and Altmetrics”
http://dx.doi.org/10.3789/isqv26no3.2014.06

参照:
NISOがInformation Standards Quarterly刊行、今号は書誌データ相互利用の展開がテーマ
Posted 2013年12月18日
http://current.ndl.go.jp/node/25108