テキサス州立図書館・公文書館委員会(Texas State Library and Archives Commission:TSLAC)が、ディスカバリーサービスに関するホワイトペーパーを公開したと、2014年11月21日のTSLACのブログで発表されています。
図書館でディスカバリーサービスの導入を検討すると、ハードルが高い(challenging)ということで合意してしまいがちですが、実際に導入してみると、図書館員は、概ね、利用者にディスカバリーサービスを提供できることに喜びを覚えるとのことです。そこで、TSLACは、Amigos Library Servicesと契約し、ディスカバリーサービスの基本的な情報や、主なディスカバリーサービスのベンダーの概要等をまとめたホワイトペーパーを作成したとのことです。
ディスカバリーサービスの定義、現状、利点、欠点、限界、図書館でディスカバリーサービスによって最も大きなインパクトを受ける部門、ディスカバリーサービスで期待されること、実装のベストプラクティス、評価などを取り扱っているようです。
DISCOVERY SERVICES: A WHITE PAPER FOR THE TEXAS STATE LIBRARY &ARCHIVES COMMISSION(PDF;4ページ)
https://www.tsl.texas.gov/sites/default/files/public/tslac/lot/TSLAC_WP_discovery__final_executive-summary.pdf
※サマリー
DISCOVERY SERVICES: A WHITE PAPER FOR THE TEXAS STATE LIBRARY &ARCHIVES COMMISSION(2014年8月付)(PDF;35ページ)
https://www.tsl.texas.gov/sites/default/files/public/tslac/lot/TSLAC_WP_discovery__final_TSLAC_20140912.pdf
White Paper on Discovery Services(Texas State Library & Archives Commission, 2014/11/18)
https://www.tsl.texas.gov/ld/librarydevelopments/?p=17544
参考:
E1604 – ディスカバリーサービスの透明性向上のためになすべきこと
カレントアウェアネス-E No.266 2014.09.11
http://current.ndl.go.jp/e1604
CA1772 – 動向レビュー:ウェブスケールディスカバリの衝撃 / 飯野勝則
カレントアウェアネス No.312 2012年6月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1772
ディスカバリーツールの比較評価(文献紹介)
Posted 2014年7月7日
http://current.ndl.go.jp/node/26517