日本文書情報マネジメント協会が、アーカイブ用光ディスク製品認証制度を開始

2014年10月10日、日本文書情報マネジメント協会(JIMA)が、アーカイブ用光ディスク製品認証制度を開始したと発表しています。

光ディスクは、一般的に他の電子記録媒体に比べて長期間に渡る記録保存が可能な媒体特性も持っているとのことです。しかしアーカイブ用途(電子データを30年以上保存する)に用いる場合は、より信頼性の高いディスクに対し、信頼できる方法で記録する必要があるとのことです。

JIIMAでは、光ディスクとドライブの組み合わせを検証し、十分な品質を確保できる組み合わせについて認証することとしたとのことです。ディスクとドライブの組み合わせで、ディスクに記録した時の品質は、JIS Z 6017(電子化文書の長期保存方法)の規定で定めるところの「良好な状態」を満足するとともに、ディスクは ISO/IEC 16963 準拠の寿命試験で推定寿命が30年以上あることとしています。

アーカイブ用光ディスク製品認証制度(JIMA)
http://www.jiima.or.jp/certification/index.html

アーカイブ用光ディスクの取り扱い・保存について
http://www.jiima.or.jp/certification/toriatsukai.html

参考:
「長期データ保存用光ディスク媒体の寿命推定のための試験方法」のJISが制定
Posted 2014年5月23日
http://current.ndl.go.jp/node/26204

日本文書情報マネジメント協会、長期保存用光ディスクを用いたアーカイブガイドラインを公開
Posted 2013年11月1日
http://current.ndl.go.jp/node/24731

電子化文書の長期保存方法に関するJIS(JIS Z 6017)が改正
Posted 2013年11月1日
http://current.ndl.go.jp/node/24728