Europeana、2014年の利用者調査の結果を発表

2014年6月29日、Europeanaのブログで、Europeana.euのウェブサイトの利用者調査の結果が発表されました。今後は隔年での調査が予定されているとのことです。2,000件以上の回答があったとのことです。内容としては、どのようにしてEuropeanaにたどり着いたのか、また、このウェブサイトで欧州の文化遺産を検索、閲覧、共有した感想等を尋ねているようです。Europeanaは、2009年、2011年にも利用者調査を行っており、今回で3度目となるとのことです。

今回の調査は、英国を拠点とするユーザビリティやアクセシビリティデザインのコンサルタントであるUser Visionの協力を得て実施されたとのことです。調査は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語の6つの言語で行われたとのことです。

ブログでは、Europeanaの評価、Europeana閲覧の目的、ダウンロードした資料の用途についての回答が紹介されています。

また、この調査の報告がスライドシェアで公開されており、そのサマリーによると
・初めてEuropeanaを訪問したというユーザの割合が高い
・6割以上の回答者が大学卒業以上の学位を持っている
・テーマやトピックによるブラウジングの目的で利用されることが多い
などの結果が紹介されているとのことです。

Results of the Europeana User Survey 2014(Europeana, 2014/6/29付)
http://pro.europeana.eu/pro-blog/-/blogs/results-of-the-europeana-user-survey-2014

Europeana User Survey 2014 Report:
http://www.slideshare.net/Europeana/europeana-user-survey-2014-report

参考:
E1557 – ポータルからプラットフォームへ:Europeana事業計画2014
カレントアウェアネス-E
No.258 2014.04.24
http://current.ndl.go.jp/e1557

E1562 – Hispana:スペインにおけるEuropeanaアグリゲータ
カレントアウェアネス-E No.259 2014.05.22
http://current.ndl.go.jp/e1562