RCUKとHEFCEのOA方針に対応したリポジトリ向けメタデータ仕様 RIOXX2.0ベータ版公開

2014年6月27日、英国研究会議(RCUK)と高等教育助成会議(HEFCE)のOA方針の要求に従ったリポジトリ向けのメタデータ仕様、RIOXX 2.0のベータ版が公開され、コメントの受付が開始されました。

RIOXX 2.0は英国情報システム合同委員会(JISC)の関係機関であるEDINAが、JISCの助成を受け、RCUKおよびHEFCEと共同で策定したものです。RCUKの助成研究に対するOA方針と、2016年4月1日以降から始まるHEFCEのOA方針の要求に適った情報を提供できるよう企図されています。2013年にはRCUK方針に従った仕様としてRIOXX 1.0も定められていましたが、短期間で作成されたもので不十分であったとして、RIOXX 2.0の開発が進められていました。

RIOXX 2.0ではダブリンコア等の他のメタデータモデルの語彙に加え、RIOXXによる語彙として助成を受けたプロジェクト名や文献タイプに関する仕様も加えられています。

RIOXX 2.0 beta 1 released for comment(RIOXX、2014/6/27付け)
http://www.rioxx.net/2014/06/27/rioxx-2-0-beta-1-released-for-comment/

Application Profile Version 2.0 beta 1(RIOXX)
http://www.rioxx.net/v2-0-beta-1/

参考:
英国研究会議(RCUK)、改訂版OAポリシー準拠の解説文書を公開
Posted 2013年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/23039

英国、HEFCEはじめ高等教育助成関係4機関が新OA方針を発表 研究成果のリポジトリ登録を義務化へ
Posted 2014年4月1日
http://current.ndl.go.jp/node/25822