2015年7月30日付けの英Jiscブログ” Jisc Scholarly Communications”記事で、機関リポジトリソフトウェアEPrintsとDSpace向けに、研究助成機関が要求するAPI仕様RIOXXに対応するためのプラグインとパッチが公開されたことが報じられています。
RIOXXは英国研究会議(RCUK)がその助成を受けた研究の成果をトラッキングできるようにすることを目的に、助成研究成果を収録する機関リポジトリに対して対応するよう要求しているAPI仕様です。今回公開されたEPrints向けのプラグインや、DSpace向けのパッチをインストールすることによって、それぞれのソフトウェアを使用している機関リポジトリはRIOXXに対応することができます。
Jiscではさらに英高等教育助成会議(HEFCE)と協力し、研究評価フレームワークREF2014の要求仕様に対応するためのプラグインも開発中であるとのことです。
Update on RIOXX plug-in and REF plug-in(Jisc Scholarly Communications、2015/7/30付け)
http://scholarlycommunications.jiscinvolve.org/wp/2015/07/30/update-on-rioxx-plug-in-and-ref-plug-in/
RCUK RIOXX Application Profile Version 2.0 Final Version
http://rioxx.net/v2-0-final/
参考:
RCUKとHEFCEのOA方針に対応したリポジトリ向けメタデータ仕様 RIOXX2.0ベータ版公開
Posted 2014年7月1日
http://current.ndl.go.jp/node/26472
英国研究会議(RCUK)、改訂版OAポリシー準拠の解説文書を公開
Posted 2013年3月7日
http://current.ndl.go.jp/node/23039
英国、HEFCEはじめ高等教育助成関係4機関が新OA方針を発表 研究成果のリポジトリ登録を義務化へ
Posted 2014年4月1日
http://current.ndl.go.jp/node/25822