2025年11月21日、公益社団法人日本図書館協会(JLA)と特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)が、「著作権法第37条第3項による資料製作を行う図書館・点字図書館職員のための著作権セミナー」をJLA(東京都中央区)において共催により開催します。対面開催のほか、2025年12月23日から2026年3月31日まで、動画も配信されます。
視覚障害者等への資料製作を行う公共図書館・点字図書館・サートラス加盟団体の関係者に、著作権法第37条第3項にまつわる疑問点等の方向性を示し、今後の資料製作図書館の役割について共通理解を図ることを目的とするセミナーとあります。主なプログラムは次のとおりです。
・「著作権法解説(第37条第3項を中心に)」
佐藤聖一氏(日本図書館協会障害者サービス委員会、全国視覚障害者情報提供施設協会理事)
・「視覚障害者の情報入手の現状」
松井進氏(千葉県立中央図書館)
・「サピエ図書館をもっと活用しよう」
浅野歩氏(全国視覚障害者情報提供施設協会事務局長)
・「欧州アクセシビリティ法施行に伴う欧州における著作権状況の概況」
河村宏氏(特定非営利法人支援技術開発機構)
・「みなサーチのご案内(製作館登録を含む)」
杉田正幸(国立国会図書館)
・「アナログ資料のデータ変換、データの登録」
椎原綾子氏(目黒区立八雲中央図書館)
・「公共図書館の障害者サービス利用登録」
椎原綾子氏
・「点字図書館における障害者サービス著作権ガイドラインに基づく利用登録」
平井利依子氏(ロゴス点字図書館)
・「ただし書きへの対応(同じものが販売されている、TTS対応の電子書籍が出されている場合など)、出版社からのテキストデータ提供実証調査」
浅野歩氏
参加費は1,000円で、事前申込みが必要(対面開催は定員80人)です。
「著作権法第37条第3項による資料製作を行う図書館・点字図書館職員のための著作権セミナー」のご案内(JLA, 2025/9/10)
https://www.jla.or.jp/s_train/2025chosaku/
