機関リポジトリコンテンツにDOIが付与できるように まずは紀要論文から

2014年3月24日、国立情報学研究所(NII)は機関リポジトリ上のコンテンツに対し、各機関がDOIを付与できるようにするための準備状況の概略と、実際にDOIが入力できるようになる期間の予定を公開しました。

NIIによれば、はじめにDOIの入力が可能になるのはNIIの目録所在情報サービス(NACSIS-CAT)における雑誌書誌ID(NCID)が付与されている紀要に掲載された論文で、2014年7月ごろに入力可能になる予定である、とのことです。その後、2014年12月ごろにNCIDの付与されていない紀要と、学位論文へのDOI入力が可能になる予定であるとしています。

なお、機関リポジトリのコンテンツにDOIを登録するためには、ジャパンリンク センター(JaLC)の正会員もしくは準会員になる必要がありますが、NIIのIRDBにデータを提供している機関については、NIIのJaLC準会員となることで年会費なしでDOIの登録が可能になるとのことです。

機関リポジトリのコンテンツにDOIを登録できるようになります(学術機関リポジトリ構築連携支援事業 | ニュース、2014/3/24付け)
http://www.nii.ac.jp/irp/2014/03/doi.html