2014年3月24日、米国情報標準化機構(NISO)が書籍の“Demand-Driven Acquisition”(需要駆動型購入方式:DDA)に関する推奨事項をまとめたドラフトを公開し、4月24日までの1か月間、意見を募集しています。
このドラフトは、2012年6月に設置されたDDAのワーキンググループで検討された成果をまとめたもので、DDAの重要側面、DDAプログラムの目標、パラメーターの選択、プロファイルの選択肢、DDAのためのMARCレコードの管理、検討から除外すべきコンテンツ、プログラムの評価、所蔵しないコンテンツへの長期的なアクセスの提供、コンソーシアムでのDDAの検討、公共図書館におけるDDAなどについての推奨事項が掲載されているとのことです。
このドラフトで示されているガイドラインは、紙の資料と電子書籍の両方について、各図書館が蔵書の方針や予算にあわせて、あるいは、コンソーシアムへの参加や複数のアグリゲータの導入も視野に入れてDDAを検討できることを目指したものとのことです。
NISO Releases Recommended Practice on Demand-Driven Acquisition of Monographs for Public Comment(NISO, 2014/3/24付)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=cd26648523d245945e9914c2ab484029adb97cc8
Demand-Driven Acquisition of Monographs For public comments from: March 24 – April 24, 2014
http://www.niso.org/apps/group_public/download.php/12615/rp-20-201x_DDA_RP_draft_for_comments_final.pdf
参考:
米国情報標準化機構(NISO)、紙・電子書籍の“Demand-Driven Acquisition”に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始
Posted 2012年6月22日
http://current.ndl.go.jp/node/21171