2025年8月8日、一般社団法人科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に把握するための基礎資料「科学技術指標2025」を公表しました。
科学技術指標は、約160の指標で日本及び主要国の状況を表しています。
趣旨によると、日本は、研究開発費・研究者数が主要国(日米独仏英中韓の7か国)中第3位、論文数(分数カウント法)が世界第5位、特許(パテントファミリー)数が世界第1位でした。いずれも、科学技術指標2024と同じ順位です。
また、科学研究活動を論文に着目して分析した基礎資料「科学研究のベンチマーキング2025」も併せて公表されました。日本の国際共著論文数は長期的に増加している一方で、共著相手国としての存在感は低下傾向にあるとしています。ただし、東アジア・東南アジアの6か国・地域では存在感を保っているとあります。
「科学技術指標2025(調査資料-349)」及び「科学研究のベンチマーキング2025(調査資料-350)」を公開しました(NISTEP, 2025/8/8)
https://www.nistep.go.jp/archives/61221
科学技術指標2025(科学技術・学術政策研究所ライブラリ)
https://doi.org/10.15108/rm349
科学研究のベンチマーキング2025-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-
(科学技術・学術政策研究所ライブラリ)
https://doi.org/10.15108/rm350
参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、「科学技術指標2024」を公表 [2024年08月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/224074
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、「科学技術指標2023」と「科学研究のベンチマーキング2023」を公表 [2023年08月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/190216
