米国連邦通信委員会(FCC)、米国の学校と図書館のブロードバンド環境の整備を支援するため、20億ドルの追加投資を発表

2014年2月3日、米国連邦通信委員会(FCC)は、今後2年間で、米国の学校と図書館のブロードバンド環境の整備を支援するため、20億ドルの追加投資をすると発表しました。投資額は2倍となり、少なくとも15,000の学校の2千万人の生徒が高速インターネットアクセスが可能になる予定とのことです。

FCCの委員長である、Tom Wheeler氏によると、この投資は、5年以内に米国の生徒の99%に高速インターネット接続を提供するための資金となるとのことでした。1996年から始まった学校と図書館の情報環境整備支援するための“E-Rate”プログラムを再構築するものとのことです。

また、infoDOCKET誌では、2014年2月5日に、米国議会図書館で行われた、“National Digital Learning Day”で、Tom Wheeler氏が行った発表が参考として紹介されています。

FCC To Boost Investment In Broadband For Schools, Libraries by $2B(FCC, 2014/2/3付け)
http://www.fcc.gov/document/fcc-boost-investment-broadband-schools-libraries-2b

PDF版
http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-325403A1.pdf

via:
Access: “FCC to Double Funding for Broadband Capacity in U.S. Schools and Libraries”(infoDOCKET, 2014/2/7付け)
http://www.infodocket.com/2014/02/07/access-fcc-to-double-funding-for-broadband-capacity-in-u-s-schools-and-libraries/

FCC Chairman Talks About Schools, Libraries, and E-Rate During National Digital Learning Day Speech(infoDOCKET, 2014/2/5付け)
http://www.infodocket.com/2014/02/05/fcc-chairman-talks-about-schools-libraries-and-e-rate-at-national-digital-learning-day-speech/

参考:
連邦通信委員会、米国内のブロードバンドの導入と利用に関する調査の結果を発表
Posted 2010年2月24日
http://current.ndl.go.jp/node/15849

公共図書館や学校の情報環境整備を支援するE-rateプログラムが再検討(米国)
Posted 2009年11月25日
http://current.ndl.go.jp/node/15370

1.5.2 E-rateの概要と運用の実情 ~公共図書館との関連を中心に~(No.40 米国の図書館事情2007-2006年度)
http://current.ndl.go.jp/node/14438