福島県いわき地域の2大学、いわき明星大学および東日本国際大学による震災復興プロジェクトとして、福島県浜通り地区の震災資料の記録・保存・公開を通じて、東日本大震災の記憶を紡いでいく「はまどおりのきおく-未来へ伝える震災アーカイブ」が公開されていました。
福島県浜通り地方は、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の発生により、地震、津波、広域避難、放射能汚染、風評被害など、多様で大きな被害を受けました。このような被害を生まないために、災害の記録を残し、事実と経験、そして教訓を後世に伝えていくことを目的としているとのことです。
このアーカイブでは、以下のものを集めているとのことです。
1.紙資料
自治体、各種団体・組合、NPO・ボランティア団体などが震災対応時に作成・発行した、ビラ・チラシ・ノート・メモなど、震災の様子が記録された紙資料
2.映像資料
被災当時の浜通り各地の写真と動画
3.証言記録
被災当時、その後の避難生活、そして復興への取り組みの様子などについて、調査員による証言の聞き取り、記録
このアーカイブは、東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故の発生に伴い、甚大な被害を受けた福島県いわき市を含む浜通り地方に対し、地域に位置する2大学が福島県及びいわき市と連携し、地域の安全・安心についての正しい理解のための研究と、その成果の普及を柱に、地域産業の再生と地域復興を支える人材育成を行う取り組みのひとつとのことです。文部科学省の平成23年度「大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業」に採択されたものとのことです。
はまどおりのきおく-未来へ伝える震災アーカイブ
http://hamadoori-kioku.revive-iwaki.net/
取組概要 2 震災記録の保存事業 福島県の未来へ-いわきのチカラ REVIVEいわき
http://revive-iwaki.net/outline/photo/
平成23年度 大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業 選定取組一覧(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/12/09/1313975_17.pdf
大学等における地域復興のためのセンター的機能整備事業(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/chiikifukkou/index.htm