2013年11月19日付けのKuali財団の発表によると、オープンソースの次世代型図書館システム“Kuali OLE(Kuali Open Library Environment)”のバージョン1.0がリリースされました。
バージョン0.8からユーザインタフェースが変更され、“Deliver”、“Describe”、“Select/Acquire”、“Licencing“、“Admin”と機能毎にタブが分けられています。その他様々な機能追加がなされており、現在使用している図書館システムからデータを移行することもできるようになっているとのことです。
2014年第一四半期にリリース予定のバージョン1.5が、同年夏に米国のシカゴ大学とリーハイ大学で導入される予定ということです。
The Kuali OLE Team is Proud to Announce the Release of OLE 1.0!(Kuali 2013/11/19付ニュース)
https://www.kuali.org/news/2013/11/19/kuali-ole-team-proud-announce-release-ole-10
Test Drive(デモサイト)
http://demo.ole.kuali.org/portal.jsp
OLE 1.0 Milestone User Documentation
https://wiki.kuali.org/display/OLE/OLE+1.0+Milestone+User+Documentation
Download
http://www.kuali.org/download
参考:
E1394 – 米国情報標準化機構ISQ誌の「未来の図書館システム」特集 カレントアウェアネス-E No.231 2013.02.07
http://current.ndl.go.jp/e1394
E1307 – 次世代型図書館業務システム主要5製品の特徴とその現状 カレントアウェアネス-E No.217 2012.06.28
http://current.ndl.go.jp/e1307
E1003 – 次世代の図書館システムをデザインするOLEプロジェクト カレントアウェアネス-E No.163 2009.12.16
http://current.ndl.go.jp/e1003
オープンソースの次世代型図書館システムを開発するKuali OLEプロジェクトが75万ドルの追加助成を獲得、2013年中にはシカゴ大学とリーハイ大学が初導入へ
Posted 2013年1月28日
http://current.ndl.go.jp/node/22797
オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”のバージョン0.6がリリース
Posted 2012年5月24日
http://current.ndl.go.jp/node/20932