2013年9月5日の、文化庁の文化審議会著作権分科会出版関連小委員会の第7回配布資料として、電子書籍に対応した出版権の創設を求める中間まとめ(案)が掲載されています。電子書籍の流通・利用の円滑化、効果的な海賊版対策の観点から、出版者への権利付与等について同委員会が行った検討結果を中間的に取りまとめたものとのことです。
報道によると、今回、小委員会がこの中間まとめを大筋で了承したとのことで、文化庁では近日中にパブリックコメントを募集し、その結果も踏まえ、結論を得るとのことです。
文化審議会著作権分科会出版関連小委員会(第7回)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/shuppan/h25_07/gijishidai.html
文化審議会の小委員会、電子出版権創設を認める中間報告(知財情報局 2013/9/5)
http://news.braina.com/2013/0905/rule_20130905_001____.html
「電子出版権」創設を大筋了承 文化審小委が中間まとめ(朝日新聞デジタル, 2013/9/5付け)
http://www.asahi.com/culture/update/0905/TKY201309050309.html
電子書籍に「出版権」設定の方針(NHK, 2013/9/5付け)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130905/k10014318291000.html
※この記事は9月9日に更新しています。
参考:
経団連、政策提言「電子書籍の流通と利用の促進に資する「電子出版権」の新設を求める」を発表
http://current.ndl.go.jp/node/22929