米カリフォルニア大学が2013年7月24日の評議会で、同大学を構成する全10校の教員による研究論文を対象とするオープンアクセス方針を採択したことを発表しました。
カリフォルニア大学を構成する10校のうち、サンフランシスコ校ではすでに2012年5月に、米国の公立大学で初めてオープンアクセス方針を採択していました。今後は同校に限らず、全教員の論文を同大学の機関リポジトリeScholarshipを通じて利用できるようにするとのことです。同大学の発表によれば、10校すべてを合わせたカリフォルニア大学は世界最大の公立研究大学であり、その教員が獲得している研究費の額は米国全体の約8%を占めるとされています。
Academic Senate approves open access policy(UC Newsroom、2013/8/2付け)
http://www.universityofcalifornia.edu/news/article/29858
University of California Academic Senate approves open access policy(Library Staff、2013/8/5付け)
http://www.librarystuff.net/2013/08/05/university-of-california-academic-senate-approves-open-access-policy/
参考:
カリフォルニア大学サンフランシスコ校でオープンアクセス方針が採択、米国の公立大学では初
http://current.ndl.go.jp/node/20956