若者の図書館利用と図書館への期待は?Pew Research Centerの調査結果より(米国)

2013年6月25日、米国調査機関Pew Research CenterのPew Internet & American Life Projectが、若者の図書館利用と図書館への期待に関する調査レポート“Younger Americans’ Library Habits and Expectations”を公表しています。この調査レポートは、2012年10月15日から11月10日かけて、16歳以上の米国人2,252人に対して行われた電話調査に基づくものです。

サマリーによると、以下のような点が明らかになったとのことです。
・米国の若者(レポートでは16歳から29歳)は、30歳以上の人と同程度図書館を訪問し、書籍(印刷版)の貸出や書棚のブラウジングについても同程度に行っている。
・若者は、図書館に図書館員がいることが、貸出用の本があるのと同様に重要と考えており、「図書館サービスが自動化すべき」、「多くのサービスがオンラインに移行すべき」、「印刷版の書籍がパブリックエリアからなくなるべき」、と考えている人はわずかである。
・若者は、30歳以上の人よりも、図書館のインターネットやコンピュータを使い、またデータベース等の図書館の調査情報資源を使っている。
・図書館を勉強のため、あるいはぶらぶらと時間をすごす(hang out)ために利用している人は、30歳以上の人では45%なのに対して、若者では60%となっている。

Younger Americans’ Library Habits and Expectations(2013/6/25付け)
http://libraries.pewinternet.org/2013/06/25/younger-americans-library-services/

PDF(57ページ)
http://libraries.pewinternet.org/files/2013/06/PIP_Younger_Americans_and_libraries.pdf