2025年1月13日、国際シンポジウム「博物館の多様性・包摂性を考える」が国立科学博物館(東京都台東区)における会場参加とオンラインにより開催されます。国際連携による博物館の多様性・包摂性推進事業実行委員会及び国立科学博物館が主催します。
日本の博物館では、来日する外国人の多様な歴史や文化についての理解、また視覚・聴覚・心身の障害やLGBTQ+等の指向を有する来館者やスタッフに対する合理的配慮が十分ではない場合が多いとあります。シンポジウムでは、海外の博物館関係者から話を聞き、博物館における多様性・包摂性を考えるきっかけとするとしています。
主なプログラムは次のとおりです。
・講演:博物館コレクションのデコロナイゼーション(仮)
Frederieke van Wijk氏(オランダ・アムステルダム大学アラード・ピアソン博物館
・講演:生物多様性に関する常設展示について
林 怡萱氏(国立台湾科学教育館)
・講演:博物館の持続可能性を考える
Morien Rees氏(ICOM-SUSTAIN委員長、ノルウェー・バランジャー博物館)
・ワークショップ(希望者のみ)
定員は、会場参加が100人(応募者多数の場合は抽選)、オンラインが200人(先着順)で、いずれも事前の申込みが必要です。参加費は無料ですが、会場での参加の場合、別途常設展示入館料が必要です。
国際シンポジウム「博物館の多様性・包摂性を考える」(国立科学博物館)
https://www.kahaku.go.jp/event/2025/01symposium/index.html
参考:
オーストラリア図書館協会(ALIA)、美術館・図書館・文書館・博物館等における労働人口の多様性に関する調査報告を公開 [2019年08月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/38789
CA1971 – 第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会2019 / 平井俊行
カレントアウェアネス No.343 2020年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1971