Library Copyright Alliance、米国著作権局からの要請に応じて孤児著作物と大規模デジタル化に関するコメントを発表

米国著作権局が2012年10月に行った孤児著作物と大規模デジタル化に関する情報提供要請(Notice of Inquiry:NOI)に対し、Library Copyright Alliance(LCA)が2013年1月14日付けでコメントを公表しました。LCAは、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される団体です。LCAはコメント中で、「著作権をめぐる過去7年間の大きな動きにより、図書館が孤児著作物を適切に利用するために法的な改革をする必要はなくなった」とし、とりわけ次の2点を主要な動きとして挙げています。すなわち、裁判所の判決によってフェアユースに該当する図書館の権利がはっきりしてきた、図書館は孤児著作物と大規模デジタル化に関するさまざまなプロジェクトに成功してきた、ということです。なお、コメントは2月4日まで受け付けられており、LCAは図書館界に対して情報提供を呼びかけています。

Comments of the Libarry Copyright Alliance in response to the Copyright Office’s Notice of Inquiry Concerning Orphan Works and Mass Digitization(PDF:12ページ)
http://www.arl.org/bm~doc/lca-orphanworks-comments-14jan13.pdf

LCA Submits Comments to US Copyright Office Regarding Orphan Works NOI(LCA 2013/1/14付けプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/lca-orphan-works-comments-14jan13.shtml

Notice of Inquiry: Orphan Works and Mass Digitization(PDF:7ページ)
http://www.copyright.gov/fedreg/2012/77fr64555.pdf

Orphan Works and Mass Digitization(米国著作権局)
http://www.copyright.gov/orphan/