2012年12月20日付けのLibrary Journal誌で、米国のカルバー・ストックトン・カレッジが、図書館内に子ども用のスペースを設置したという事例が紹介されています。地域住民が無料で利用することができるもので、設置の目的は地域の読者とリテラシーの支援とのことです。この大学では以前から教員養成課程のためにおよそ3,500冊の子ども用図書を所蔵していました。今回、図書館の大規模改修の一環で、レファレンス資料の電子化などによって空いたスペースを生かして設置を行ったということです。記事では、こういった事例は多くないとしつつ、いくつかの事例として、トルーマン州立大学、西イリノイ大学、ハンニバル・ラグランジ大学の名を挙げています。日本国内でもいくつかの大学で子ども用図書室の設置が見られます。
A Public Academic Library(Library Journal 2012/12/20付け記事)
http://lj.libraryjournal.com/2012/12/academic-libraries/a-public-academic-library/
京都造形芸術大学ピッコリー(こども図書館)
http://www.piccoli.jp/
山梨大学附属図書館子ども図書室
http://www.lib.yamanashi.ac.jp/pyonpyon/
鳴門教育大学児童図書室
http://www.naruto-u.ac.jp/library/jidou/
大学図書館を使った「子供インターネット教室」の試み
http://ci.nii.ac.jp/naid/40004912398
文教大学越谷図書館における学外開放
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007571908
参考:
関西大学と高槻市が連携して児童図書館をオープン
http://current.ndl.go.jp/node/16511
大学図書館が子ども向けの「ライブラリアン・キャンプ」を開催(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/6347