Nature Publishing Group(NPG)が、2012年12月から、19タイトルの学術雑誌でクリエイティブコモンズのCC BYライセンスを導入すると発表しました。現在は、オープンアクセスの論文についてCC BY-NC-NDあるいはCC BY-NC-SAが選択できるようになっており、オプションが増えることになります。これは、2013年4月から適用されるWellcome Trust及び英国研究会議(RCUK)の新しいオープンアクセス方針において、出版社に投稿料(APC)を支払う場合にはライセンスとしてCC BYの使用が求められていることを受けての対応と見られます。APC価格表によると、CC BYを選択する際には、他の2ライセンスの場合より若干(タイトルによって200~400ドル)高くなるようです。なお、去る7月にはオープンアクセス誌Scientific ReportsでCC BYを導入しています。
NPG expands Creative Commons Attribution license options(NPG 2012/11/7付けプレスリリース)
http://www.nature.com/press_releases/cc-licenses.html
参考:
Taylor & Francisがオープンアクセス誌でCC-BYライセンスを採用
http://current.ndl.go.jp/node/22168
IOP Publishingがオープンアクセス誌掲載論文およびメタデータにCC-BYライセンスを採用
http://current.ndl.go.jp/node/22167
Wileyがオープンアクセス誌でCC-BYライセンスを採用へ
http://current.ndl.go.jp/node/21618
Springer社が全てのオープンアクセスコンテンツでCC-BYライセンスを採用し商用利用が可能に
http://current.ndl.go.jp/node/19963