マサチューセッツ州、電子書籍サービスの拡充に向けて州レベルでの取組みを開始

マサチューセッツ州では、電子書籍の貸出が1年間で3倍に膨らんでいる状況を受け、マサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会(the Massachusetts Board of Library Commissioners)が、2012年10月4日、州内の図書館における電子書籍サービスの充実に向けて”Statewide Resource Sharing Plan”を承認したとのことです。

利用者は電子書籍以外の資料であれば州内の4000万点に及ぶ資料を利用できるのに対し、電子書籍については、そのような形にはなっていないこと等を課題として、計画では、“ダグラス郡モデル”と呼ばれるコロラド州ダグラス郡の取組みベースにパイロット事業を行うようです。2013年春までの第一フェーズでは、公共図書館25館、大学図書館10館、学校図書館10館、専門図書館5館の計50館が参加するパイロット事業を行い、成功すれば他の図書館も参加するようにする計画となっています。

Board endorses Statewide Resource Sharing Plan(2012/10/12)
http://mblc.state.ma.us/mblc/news/releases/past-releases/2012/nr121011.php

Resource Sharing Committee(計画全文)
http://mblc.state.ma.us/grants/resource_sharing/index.php